昨日は、土岐市立泉西小学校附属幼稚園の教育講演会でした。
講演を通して、私の経験と学びで、
一人でも多くのおかあさんを楽にしたい!
一人でも多くの子どもの才能を引き出すお手伝いをしたい!
そんな思いで、ボランティアで講演をしています。
学校や幼稚園など教育の現場では
たくさんの方に一度に伝わるので、
そういう機会を与えていただけたことは
とてもありがたいです。感謝感謝です。
言葉のパワーはすごい
先月の多治見市立滝呂小学校の親育ち講演会で、
言葉がけ・言葉の力・気をつけたい言葉についてが
一番興味があったようなので、
《言葉力》をメインにお話しました。
言葉について解説をしても、
全ての言葉を使いこなせるのは少しコツが要ります。
もちろん、私だって完璧に使いこなせているわけではありません。
なので、1つだけ
“今日から使える!
子どもに成功体験を2倍させる まほうの言葉”
をお伝えしてきました。
「それ、どうやったの?」
ママ~!見て見て~!
って、お子さんが作品を持ってくること、
よくありますよね。
こんな時、
「上手にできたね~」
で終わらせていませんか?
工作だったり、折り紙だったり、お絵描きだったり。
ママに見て欲しい!=上手く出来た!=成功体験
なのです。
成功体験っていうと、
つい大きな達成を思い浮かべてしまいますが、
こういう日常の小さな成功体験の積み重ねの方が、
自己肯定感をあげるには効果があります。
小さな成功体験は、
- 少しだけの高さのハードルなので、乗り越えやすい
- そして、日常の中で行われるので、くり返しやすい
というメリットがあります。
そこで、結果だけを褒めるのはもったいない!
せっかくした成功体験、もう一度体験しましょう!
それを促す言葉が「それ、どうやったの?」です。
そう聞かれると子どもは、
喜んで作った過程を話してくれます。
ここは難しかったけど、こうやったらできたとか、
ここが気に入っているポイントだとか。
その時に感じたことや、周りの反応など、
なかなかリアルに再現してくれます。
脳には、時制がありません。
過去も未来もない。すべてが“今”なのです。
工作などの小さな成功体験の過程を、
子どもが自分の言葉にすることによって
脳内ではもう一度、“今”成功体験をしているのです。
おかあさんは、毎日忙しくて、
じっくり向き合って聞いてあげる時間もないかもしれませんね。
ただ、ご飯を作りながらでも、洗濯をたたみながらでも、
小さな子どもの小さな成功体験に
耳だけ貸してあげてくださいね。