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Q.職業の選び方について 教えてください
吉田:職業は1つじゃないですよね。私はメインはセミナー講師として起業をしていますが、今日ラーメン屋のバイトの面接を受けてきたんです(笑)
座ってるだけじゃダメだな、と思って。体を動かしてお金がもらえるから。
面接に行ったら、以前登録していた家庭教師とか、他のところからも声がかかって、一日で3つも仕事が増えました。収入源が1つというのは危険。
ぜひ西野亮廣さんの「革命のファンファーレ」を学生のうちに読んでみてください!
髙橋昌:職業を自分で選ぶ、というより、必要とされることを仕事にした方がいいと思う。いつか仕事に呼ばれる時が来るので。
今は、焦らず自分が楽しいと思うことを色々やってみるといいんじゃないかな。
髙橋渚:今たくさんやっているので、1つに決めなきゃいけない、と思わなくていいですよ。なんでも小さく始めることができて、起業のハードルも下がっています。
何をしてもいい時代になったかな、と思っています。
たくさんのことを同時並行できたり、自分の得意分野でスキルを提供して、対価を頂く、ということも大事な話かなと思っています。
私はいろんな人やプロジェクトの片棒担ぎまくってますが、できること、求められていることが合致していて、自分がやりたい!と思うから参画しています。
このバランスが大事。
できるし、求められているけれど、しない仕事を決めるのも大事。最初は何でもやってみる、でいいと思うけど、安売りはしちゃいけない。体は一つだし、時間も有限。選び方は難しいですが(笑)
池田:ホワイトだから公務員になりたいと始め思ったけど、授業を受けて自分の好きなものをプロデュースできることに魅力を覚えました。
企業や銀行は売るべきものが決まっていて、本当にいいものなのか、好きなものを売れるのか疑問でした。自分が、心から好きなものを売れることは嬉しいです。
元々は、観光で香川を良くしたい!と思って入庁したけど、観光客を呼び込むためには色々な関係各所と携わることが必須になってくることに気づきましたね。
Q.どうして今の職業に就いたのですか?/その仕事を知ったきっかけ
池田:大学のサークルの先輩が公務員で、実際に公務員について話を聞けたことが大きかったです。
吉田:大きな要因は出会いと環境ですね。
臨床検査技師は「逃げの選択」を繰り返した結果。10年かけて苦手なこと得意なことがわかったし、検査技師をしていなかったら、今の主人とは出会わなかったし。無駄ではなかったですね。かなり遠回りでしたけどね。
結婚して子どもが生まれたら子育てをメインにしたいから専業主婦やっていましたし、ぼちぼち遊ぶお金が欲しいと思って仕事を始めました。
子どもが家にいるときは子どもを優先にしたいので、家でできる手芸教室やセミナーをしたり、子どもが留守の時間でラーメン屋や家庭教師したりもしています。
髙橋昌:最初に就職したところは、専門学校からの紹介でした。「関東だし、安定してるし、いいかな〜」という単純な発想で決めました。
今の仕事は、前職の中での人との出会いから、自然と輪が広がって仕事になった感じです。安定を捨てたのは、自分のやりたいことがお金になって、周りから求めらている実感があったから。
まだお金がついてきてないので生活が厳しいときもあるけど、ストレスは全くありません。遊んでいる感覚なので、いくらでもやりたいことができてありがたいです。
高橋渚:成り行きです(笑)本当に。
サービス業をしている間は、ずっと「自分のスケジュールを自分で組める人になりたい」と思っていたけど、やり方がわからないまま、ノマドやフリーランスという生き方が出てきたときに、私もやろうとしました。でもうまくいかなかった。
それでも、そのときそのときで、人生の流れに身をまかせてやっていたら、仕事を評価されるようになり、少しずつ呼ばれるようになりました。少しずつ新しいことにチャレンジさせてもらえるような場も貰えたり。
おかげさまで発信することには慣れましたし、とりあえずやってみる精神と遊びの感覚でやっていたら、「場づくり」「コミュニティマネージャー」「イベント企画運営」「コンサルティング」「講義」など、気付けば機会がいただけて、仕事になっていました。
ブラック企業レベルで働いてますが、好きでやってるのでつらくはない。心身壊してしまう人が多いのは、やりたいことやってないからですよ。
ちなみに私は仕事も趣味ですが、個人的な趣味のよさこいもしっかりやっています(笑)
Q.子供が好きっていうだけで保育士や幼稚園の先生になろうと思っているのですが、大丈夫でしょうか。
全然問題なし!大丈夫!子どもが好きじゃないと、絶対できない仕事だと思います。
仕事のスキルは保育士になってから身につくから、今子どもが好きなら向いてると思います!
ただ、子どもに関わる仕事って、保育士や幼稚園の先生だけではありません。保育士さんと幼稚園の先生の違いや実態も調査してみて。
今の子どもたちは習い事もたくさんしているし、育つまでには衣食住どれも欠かせません。子どもの役に立つことって無数にあるから、いろんな角度から「どう子どもに関わるか」を考えてみてください。
中高生の質問に、現在社会で活躍する私たちがお答えします(2)
これは、2018年3月に開催された
濱川学院 人材育成・キャリアプラン講座 vol.1
ビジョンをもって社会を生きる
~社会・働き方の多様性を知り、自分のなりたい姿をイメージする~
『その後Zoom座談会』にて中高生からの質問に、現在社会で活躍するパネリストたちが答えたものです。