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Q.どうやったらそんなにポジティブに考えることができるようになりますか?
ポジティブになろうとしなくていいですよ。ちゃんとしなくていい。
「ポジティブ」に固執すると、動きが鈍くなります。
自分が一番楽でいられる状態=ニュートラルでいられるようにするといい。
いろんな感情を味わうことで見えてきます。ネガティブな感情も味わいましょう。
Q.どうやったら自分を受け入れることができますか?/自分に自信を持つにはどうしたらいいですか?
池田:自分を受け入れてくれる人ができたら変わるかも。恋人作れ!(笑)
吉田:私の講座受けますか?
一番大事なのは、自分に対する「OK」をたくさん出してあげること。現状を受け入れること。
自分はこんなはずじゃない、と、どこかで自分を否定していませんか?
「これも私なんだ」と認めてあげて。
今の状況を、てっとり早く変えるなら、使う言葉を変えることですね。例えば、「ダメ、ムリ」とか使わないようにして、ポジティブな言葉を使うようにするだけでも変わります。
そのためには読書がおすすめですね!
普段読まないようなジャンルの本で、色々と疑似体験したり、憧れている人や仲いい子に本を紹介してもらって読むと言葉が変わっていきますよ。
Q.失敗を失敗と思わないということは挫折を味わったことはないのですか?
髙橋渚:失敗を失敗と思わなくなったのは最近のこと。やってみて途中でやめたことも、諦めたこともたくさんあります。
何年も経ってから、あの時、あの経験があったから、今があるよね、と言えるようになりました。
私は、離婚しています。この結婚失敗した!!と思ったから家を出た。このままだと、私が死んでしまう。笑えてない自分に気づいたから。
その判断で良かった。そのときの判断に納得して今を生きているので。あのまま我慢して続けていたら、人生に挫折してたと思います。ネガティブな気持ちも大事にしていい。
吉田:失敗と挫折はそもそも違います。失敗は自分が思った通りに行かなかったことで、そこで心が折れちゃうと挫折。挫折感とはいうけど、失敗感とは言わないでしょ。感じ方、捉え方の話。
挫折が悪いわけではなくて、折れてもしがみつく必要はないし、違うと思えば違うことをしたらいい。固執しないことは大切ですね。
失敗の原因は、うまくいくまでやらないから。途中でやめるから失敗になります。自分が納得するまでやればそれは失敗じゃない。何でも味わうのが大事。
髙橋昌:自分で意味を見出すことは大切ですね。高校時代、最下位で学校も行ってなかったけど、過去の出来事は、自分の気持ちの持ちようで変わります。過去は解釈を変えればいいと思います。
池田:自分もネガティブなので、ちょっと答えづらいけど、部活でレギュラー取れなかったときとかは挫折感を味わいました。勉強せずに部活ばかりしてたから、空虚感はありましたね。
世の中にはがんばってもがんばっても手が届かないものがあるものと割りきり、それを受け入れて、高校の部活に終わりを告げて、大学は楽しんでバスケをする方向にしました。
Q.自分の失敗にどうしても意味を見い出せない時どうしたらいいですか?(吉田さんへ)
吉田:まだその時期じゃないからですね。時期が来たら意味は降ってくるので、受け入れて待つことが大切です。
出来事に意味が見いだせるタイミングは、点と点のつなぎ合わせ。
意味がわからなければそれはそれ、と置いておいて、いろんなことに向かって行けばいいと思います。
小さなことでも、しょっちゅう降ってくるんですよ。
私、4月に入ってからずっとスニーカーが欲しくて。
グレーのnew balanceが欲しい!まで明確なものがあったのに、目当てのものを目の前に、なんだか購入に踏み切れず。
お店に3回行きましたよ(笑)
そうしたら、新しい職場で「黒のスニーカーが要る」って言われて。
あ~黒が必要になるから、あんなに欲しかったグレーに手がでなかったのかと。
そんな感じです。考え込まなくても、意味は降ってくるんです。
中高生の質問に、現在社会で活躍する私たちがお答えします(5)
これは、2018年3月に開催された
濱川学院 人材育成・キャリアプラン講座 vol.1
ビジョンをもって社会を生きる
~社会・働き方の多様性を知り、自分のなりたい姿をイメージする~
『その後Zoom座談会』にて中高生からの質問に、現在社会で活躍するパネリストたちが答えたものです。